進路指導

私は幼稚園から聖ドミニコ学園で育ちました。小規模であるため学園全体が１つの家族のような環境で、生徒と先生の距離が近く、いつでも相談できる安心感がありました。周りの友達も私にとって大きな支えになりました。休み時間に些細なことを話して笑い合う事で、受験の辛い時期でも穏やかな気持ちになることができました。ただ、違う環境に身を置くことも大切と考え、中3の時に3ヶ月間のNZ留学も経験しました。両親から離れて自立し、自分の将来を考える大きなきっかけとなりました。

聖ドミニコ学園はアットホームな校風が特徴で、一人ひとりがのびのびと過ごせる環境の整った学校だと思います。大学受験では辛いこともありましたが、友人たちに恵まれ、受験生活も楽しく過ごすことが出来ました。また、少人数教育のおかげで、わからないことは率先して聞きに行くことが習慣になりました。各教科の先生方が小論文を添削してくださったり、勉強のスケジュールについてアドバイスをしてくださったりしたことが原動力となり、第一志望の大学に合格することが出来ました。

６年間の学校生活を通して、聖ドミニコ学園は生徒一人ひとりがさまざまなところで「輝く」ことができる学校だと感じました。私自身勉強に加えて、部活動や生徒会活動に常に励むことができ、他者と協力し、他者のことを思いやる大切さを学べました。勉強と諸活動の両立には悩みました。しかし、いつでも親身に相談に乗って下さる先生方や友人など、アットホームなドミニコだからこその人間関係が私の大きな心の支えとなり、大学受験を含めさまざまな困難を乗り越えることができました。

中学から入学するとき、既に完成されているコミュニティの中に飛び込むには勇気がいりました。しかし、みんな優しく受け入れてくれました。この学園だからこそ、穏やかに学園生活を送ることができたのだと思います。進路を考え始めたとき、海外の大学に進学できる自信はなかったのですが、学園とIFU（国際大学連合）に繋がりがあったこと、そして先生方からの親身なご指導と後押しのおかげで、納得のいく決断をすることができました。温かな先生方と同級生に囲まれて、幸せな6年間でした。